一般的に風邪で鍼灸の治療に来る人はあまりいないと思うが、鍼灸こそ風邪の治療に最適なのである。
普通風邪といっても冷えて風邪引いたとか言う表現をするが、東洋医学的にみると風の邪にやられるとか寒の邪に傷られるという様に身体に邪が入るという考え方をする。
発病は主に口鼻あるいは皮毛より邪気が人体に侵入することによる。身体が正常な抵抗力・免疫力を有する充実した状態であれば外邪は身体に侵入しにくいが、様々な要因により身体が不調をきたすと抵抗力などが弱り(これを虚の状態という)邪気が身体に侵入するようになるのである。
従って、邪気は弱ったのバランスに乗じて身体に侵入してくるのである。(虚に乗じて邪が入るといいます。)
風邪の時の熱や頭痛など、風邪の諸症状などは身体の正気が外から入ってきた邪気と戦っている状態からおこるものである。身体の体力(正気)が充実している人で有れば、熱も高く、症状も強く出たりするが、汗をかいて発散出来れば比較的早く回復するモノである。しかし、体力が弱い体質の人は邪気と戦う力も弱く邪を汗などで発散する力が無い為、熱もそんなに上がらず、症状も比較的軽いがなかなか治らないという状態になる。
鍼灸で治療する場合、まず身体のバランスを整え、正常な抵抗力・免疫力が働く状態にした上で、熱を発散させる処置や、頭痛など痛みを取るなどの症状に対応するように治療します。
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